砂時計
「絵里香ー。
ごめん。待たせた!?」
聞きなれた声の正体は
直人だった。
「うんん。待ってないよ。
じゃ、行こっか。」
私が立ち上がろうとしたとき
麻矢ちゃんに腕をつかまれた。
「ねぇ。この人は......!?」
つぶらな瞳を輝かせそう言った。
「あぁ.......
私の...彼氏。」
すると彼女は驚きを隠せないようで
「えぇーーー。
すごいかっこいいじゃん~。
いいなぁ。美男美女カップルだね。」
そう言って彼女は
私達をおだてた。