砂時計
なにこの空気....
麻矢ちゃんは、はしゃいでいる。
それとは裏腹に
私達は冷め切っている。
「よかった~。絵里香ちゃんに
彼氏がいて~。
あたしのこと応援してくれるよね!?」
私は1秒でも早く
ここから抜け出したかったため、
適当に頷き
その場を去った。
‘応援”するしかないよね。
だって、私には
直人がいるじゃん!!
弘樹なんて、なんとも思ってないよ。
......なんとも...思ってない.....。