愛をください
「蒼。お嬢に対して口が悪いと
いつも言っているだろう。」
龍が突っかかる。
「すんまへん。お嬢。」
頭をポリポリかきながら
ペコっと頭を下げる蒼
「てめ…ばかにして「龍やめろ。
別にいい。」
「しかしお嬢…」
「しっかし、
今日も遅いっすねー
雪(セツ)さん。」
勇がすかさず話題を変える。
「どーせ寝てんだろ。」
ぶすっとしながらこたえる龍。
「では、いただきましょうか。」
雷が静かに手を合わせる。