花咲く原石
04.ムーンフェスタ
「こちらの部屋をお使い下さい。」
そう言われて案内された部屋は予想よりも大きな部屋だった。
「わ…広い。」
思わず漏れてしまった声を拾うようにシイラは口に手を当てる。
いや、口に出してしまうくらい広かった。
大きな部屋の真ん中を布で区切り、2つに分けてくれている。
用具入れや適当に空いているスペース、もしくは住人たちの居住スペースを一部間借りくらいにしか考えていなかった。
雑魚寝上等、そんな気持ちでいた分やはり驚きは隠せない。
さっきまでいた広間よりかは狭いが、適当に使われている感じがしない部屋だ。
「お布団はそちらに用意しております。」
本当にここですか、そう口に出す前に決定付けるような言葉を言われてしまった。
どうやら間違いない。
用意された布団を見てみると、板間で身体が痛くならないように厚手のものにされてあった。
明らかにお客様用だ。
突然の、しかもあまり印象のよくない来客にもかかわらずここまでもてなしてくれるなんて。
そう言われて案内された部屋は予想よりも大きな部屋だった。
「わ…広い。」
思わず漏れてしまった声を拾うようにシイラは口に手を当てる。
いや、口に出してしまうくらい広かった。
大きな部屋の真ん中を布で区切り、2つに分けてくれている。
用具入れや適当に空いているスペース、もしくは住人たちの居住スペースを一部間借りくらいにしか考えていなかった。
雑魚寝上等、そんな気持ちでいた分やはり驚きは隠せない。
さっきまでいた広間よりかは狭いが、適当に使われている感じがしない部屋だ。
「お布団はそちらに用意しております。」
本当にここですか、そう口に出す前に決定付けるような言葉を言われてしまった。
どうやら間違いない。
用意された布団を見てみると、板間で身体が痛くならないように厚手のものにされてあった。
明らかにお客様用だ。
突然の、しかもあまり印象のよくない来客にもかかわらずここまでもてなしてくれるなんて。