花咲く原石
そう言うとリトは仲間に指示をしてオーハルの補助をさせた。

「どうぞ、立てますか?」

2人がかりでオーハルを立たせる。

「良ければ重たいでしょうからお荷物もお預かりしますよ?」

シイラの方にも補助が入った。

しかし当の本人達は不思議そうな顔をしている。

これから何が起こるのか全く理解出来ていないのだ。

「あの…リト、案内するって…?」

オーハルよりも先にシイラが尋ねた。

「ん?あ、ああ。」

シイラの問いに微笑み答えようとした時、リトの口からよりも先に背後から声がかかった。



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