花咲く原石
途中オーハルから預かった肩に掛けていたカバンを降ろし、背負っていたカバンだけにしてシイラは少しだけ身軽になった。
「よし、先に行くよ!」
「気を付けて。」
オーハルの声援を受けて岩や草、木の根を掴んでリズムよく登っていく。
オーハルが心配する必要もないほど素早く軽快に頂上まで辿り着いた。
目的地に獣やらがいないのを確認すると最後にもう一度腕に力を入れて勢いよく登る。
上まで辿り着くと下に居るオーハルにロープを差し出した。
「オーハル。」
オーハルがロープを結び付けた荷物を持ち上げたのを受けて、シイラはもう両手に力をいれ全身を使いながら引き上げる。
届く範囲まで下からオーハルが荷物を押し上げているのを感じ、体勢を崩さないように慎重に引き上げた。
シイラが置いてきた荷物も持ち上げると、荷物を先に上げて身軽になったオーハルが慣れた手つきで軽やかに登ってくる。
「おぉっ…速い。」
あまりの速さにシイラは感動の声を小さく漏らした。
「シイラ、ありがとうございます。」
「ううん、どういたしまして。」
「よし、先に行くよ!」
「気を付けて。」
オーハルの声援を受けて岩や草、木の根を掴んでリズムよく登っていく。
オーハルが心配する必要もないほど素早く軽快に頂上まで辿り着いた。
目的地に獣やらがいないのを確認すると最後にもう一度腕に力を入れて勢いよく登る。
上まで辿り着くと下に居るオーハルにロープを差し出した。
「オーハル。」
オーハルがロープを結び付けた荷物を持ち上げたのを受けて、シイラはもう両手に力をいれ全身を使いながら引き上げる。
届く範囲まで下からオーハルが荷物を押し上げているのを感じ、体勢を崩さないように慎重に引き上げた。
シイラが置いてきた荷物も持ち上げると、荷物を先に上げて身軽になったオーハルが慣れた手つきで軽やかに登ってくる。
「おぉっ…速い。」
あまりの速さにシイラは感動の声を小さく漏らした。
「シイラ、ありがとうございます。」
「ううん、どういたしまして。」