花咲く原石
シイラがこうしている間にもオーハルは着々と出発準備を始めているのだ。
それもシイラの分まで。
「ごちそうさま。ありがとう、オーハル。」
シイラの食事が終わる頃にはオーハルの支度も終わっていた。
僅かな荷造りをしてシイラも準備が出来たと立ち上がる。
「シイラ、デザートは気に入りましたか?」
「うん。凄く美味しかった!ありがとう。」
「それは良かった。」
そう言うとオーハルは小さな布地の巾着をシイラに差し出した。
「どうぞ。」
それが何かも分からないが、シイラは手を出して受け取る。
中身は、軽い。
「なに?」
「朝の残りです。道中疲れたら摘まんで下さい。」
巾着の中身は朝ごはんに出された果物の残りだった。
嬉しいプレゼントにシイラは笑顔になる。
まだ少し申し訳ない気持ちがあったが果実は本当に美味しかったのだ。
「今日も頑張れそう。」
それもシイラの分まで。
「ごちそうさま。ありがとう、オーハル。」
シイラの食事が終わる頃にはオーハルの支度も終わっていた。
僅かな荷造りをしてシイラも準備が出来たと立ち上がる。
「シイラ、デザートは気に入りましたか?」
「うん。凄く美味しかった!ありがとう。」
「それは良かった。」
そう言うとオーハルは小さな布地の巾着をシイラに差し出した。
「どうぞ。」
それが何かも分からないが、シイラは手を出して受け取る。
中身は、軽い。
「なに?」
「朝の残りです。道中疲れたら摘まんで下さい。」
巾着の中身は朝ごはんに出された果物の残りだった。
嬉しいプレゼントにシイラは笑顔になる。
まだ少し申し訳ない気持ちがあったが果実は本当に美味しかったのだ。
「今日も頑張れそう。」