お医者さん嫌いなのに・・・
あゆみちゃんは5日後にまた、お母さんに連れられて夕方のギリギリの時間にきた。
「遅くなってすみません。」お母さんが言った。
「大丈夫ですよ。良くなってきましたか?一応、お熱だけ計ってください。」って体温計を渡した。
熱もなく、咳も治まってるみたい。今日は診察室に入れるかな?って思っていると
目に涙を浮かべながら、頑張って診察室に入ってくれた。
「良く来たね。どうかな?元気が出て来たかな?」
「はい。」
「良かった。今日は、もう一度、胸の音を聞かせてもらいたいんだけど、いいかな?」
「はい。」
「じゃ、ボタン2つ外して。。。スーハーって息してね。もう一度、いいかな?。。。はい、いいよ。音は大丈夫そうですね。継続的な治療は今の所は必要ないと思います。気管支が弱そうなので、風邪ひいたりしたら、ちょっとゼーゼーなるんだと思うのですが、その時は早めに受診してください。」
「はい。」
「あの・・・」とお母さんが声を出した。
「はい、何か気になることがありますか?」と慶太が聞いた。
「ありがとうございます。もう、何年もちゃんと診察してもらえなくて、泣いてばかりで、本当、先生、ありがとうございました。あの、この子、病院に行こうとしたら過呼吸になったりして行けなくて、それで予防接種とかもしてなくて。」
「母子手帳とか予防接種記録ありますか?」
「はい、ここに。。。」
幼児の時に受けるものは、全部受けてて、まだやってないのは、小学校6年生で受ける2種混合、風疹、日本脳炎の3つがまだだとわかった。
「3つだけ残ってますね。順にやりますか?うちで取り扱ってるものばかりだから、いつでも受けれますよ。今日からでもいいですよ。」
「注射はいや・・・(涙)」
「あらら、あゆみちゃん、注射いやだよね。痛いもんね。でもさ、病気になっちゃったらもっと辛いよ。命に関わる病気は予防接種を受けて予防しなきゃ、かかっちゃったら大変だよ。」
「今日はいや・・・(涙)」
「そっか、じゃ、今度でもいいけど、ちゃんと来るんだよ。先生は先延ばしにするよりさっさと受けちゃったほうが怖くないと思うよ。思ってるほど痛くないし、注射の痛みは想像の方が強いからね。実際にはチクってしたら終わりだからね。」
「でも(泣)」
結局、今日は、あゆみちゃんの決心がつかなくて来週を予約して帰っていった。
「遅くなってすみません。」お母さんが言った。
「大丈夫ですよ。良くなってきましたか?一応、お熱だけ計ってください。」って体温計を渡した。
熱もなく、咳も治まってるみたい。今日は診察室に入れるかな?って思っていると
目に涙を浮かべながら、頑張って診察室に入ってくれた。
「良く来たね。どうかな?元気が出て来たかな?」
「はい。」
「良かった。今日は、もう一度、胸の音を聞かせてもらいたいんだけど、いいかな?」
「はい。」
「じゃ、ボタン2つ外して。。。スーハーって息してね。もう一度、いいかな?。。。はい、いいよ。音は大丈夫そうですね。継続的な治療は今の所は必要ないと思います。気管支が弱そうなので、風邪ひいたりしたら、ちょっとゼーゼーなるんだと思うのですが、その時は早めに受診してください。」
「はい。」
「あの・・・」とお母さんが声を出した。
「はい、何か気になることがありますか?」と慶太が聞いた。
「ありがとうございます。もう、何年もちゃんと診察してもらえなくて、泣いてばかりで、本当、先生、ありがとうございました。あの、この子、病院に行こうとしたら過呼吸になったりして行けなくて、それで予防接種とかもしてなくて。」
「母子手帳とか予防接種記録ありますか?」
「はい、ここに。。。」
幼児の時に受けるものは、全部受けてて、まだやってないのは、小学校6年生で受ける2種混合、風疹、日本脳炎の3つがまだだとわかった。
「3つだけ残ってますね。順にやりますか?うちで取り扱ってるものばかりだから、いつでも受けれますよ。今日からでもいいですよ。」
「注射はいや・・・(涙)」
「あらら、あゆみちゃん、注射いやだよね。痛いもんね。でもさ、病気になっちゃったらもっと辛いよ。命に関わる病気は予防接種を受けて予防しなきゃ、かかっちゃったら大変だよ。」
「今日はいや・・・(涙)」
「そっか、じゃ、今度でもいいけど、ちゃんと来るんだよ。先生は先延ばしにするよりさっさと受けちゃったほうが怖くないと思うよ。思ってるほど痛くないし、注射の痛みは想像の方が強いからね。実際にはチクってしたら終わりだからね。」
「でも(泣)」
結局、今日は、あゆみちゃんの決心がつかなくて来週を予約して帰っていった。