お医者さん嫌いなのに・・・
トントンってノックの音がして、看護師さんが入ってきた。
「先生、いらしたんですね。次の点滴バッグです。交換しておきますね。」って点滴バッグを新しいのに付け替えて行った。

「美奈、何か少しでも食べれるようになるまでは、点滴したほうが’いいから、邪魔だろうけど我慢してな？」
「うん。ねぇ、頭いたくなってきたから、目をつむっていてもいい？」
「大丈夫か？熱いなぁ。眠れるといいなぁ。」って言いながら、額に手をあててくれた。
そのまま、少し眠ってしまった。

目が覚めたら、朝食が運ばれてきた。
「美奈ちゃん、食べれるだけでいいからね。」って看護師さんが言ってくれた。
少し食べようとしたけど、おかゆ２口が限界・・・。ベッドに横になって休んでた。

少しして、看護師さんが来て食器を下げてくれた。「美奈ちゃん、あんまり食べれなかったね。熱を計ってみようね。」って体温計を渡され、脇に挟んだ。
体温は３９度と少し上がってた。
看護師さんは「もうすぐ、回診だから、先生くるまで待っていてね。」って言って部屋を出て行った。
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表紙・目次

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