年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~






「俺の下で働け。それで何でもきくっつーなら教えてやってもいいぜ」




・・あ。やべ。本性出た。




・・・・




一瞬時が流れ・・


キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!



という悲鳴に近い声が響き渡る・・。



「なるなる!是非なります!!私奴隷にでもなんでもなります!!」


「うんうん!!俺様最高!!!!」


「俺様最高!!」


俺様最高コールが鳴り止まない・・。





もういい・・・。

こりねぇな女子って・・。




俺はイスに座り1時間目の授業の支度をしようと
教科書を机の引き出しに入れようとした・・。


すると何か引っ掛かって教科書が上手く入らない・・。


中を見ると1冊、英語Ⅱと書かれた教科書があった。




後ろを見ると・・・


「・・え・・・」




そこには薄っすらと白鳥七海と書いてあった。



「七海先輩のだ!」


俺は胸が高鳴った・・。

先輩に会えるきっかけができた。




「すいません。七海先輩が何組か知ってる方いらっしゃいますか?」


こんだけ女子がいれば情報はつかめるだろう。



「知ってるよ!えっと確かA組じゃなかったかな!」


・・ふん。やっぱり知ってた。


「ありがとうございます!!」





そしてそのまま2-Aに走った。


「ちょっと加瀬くん!!どこ行くの~?」

「行かないでよ~~!!加瀬くん~~!!」

と女子達の声が聞こえるが、そんなのおかまいなしだった。




階段を勢い良く駆け上り2-Aの扉を思い切り開けた。



いたいた。俺の興味をそそる









七海先輩*








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