年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
・・・・俺は、あ、また殴られる。
そう思っていたのだが・・。
チュ・・・・。
「・・・・・・・・え」
先輩は俺の頬にキスをした。
「・・・・・間違ってはいないから」
そう照れる先輩はどうしようもなく可愛かった。
「・・・ック。先輩。今運転してるんですから。自転車でも危ないですよ」
「はい??何よそれ!!!実際綾斗の方がそんなことばっかり考えてるくせに!」
「はい。考えてますよ。いつでも」
「開き直られたー。・・・・・・あ!!!着いた!」
細い道が開けて見えたもの。
それはあの時見た景色と何も変わっていなかった。
あの花畑。
色とりどりで満遍なく敷き詰められた花が
ゆらゆらと私達を待っていた。