年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「ずっと見てるよ」
そう花たちが言っているような気がしたから。
美しい花と今の私達は優しさで包まれていた。
だってホラ。
気づいたら、綾斗が私の手をギュッと握っていた。
秋の風は私達には暖かく感じた。
「これからは、何かの記念日にはココに来ましょう」
「・・・何かの記念日?」
「はい。例えば・・・。1年後の今日。付き合った記念日とか//」
「何照れてるの。自分で言っといてww」
「だって嬉しいから」
「・・フフ・・そうだね。・・・あ、そしたら2人の誕生日もそうじゃない?」
「そうですね。11月3日。同じ誕生日に」
「・・そう考えると凄いよね。・・・だって私が生まれたちょうど1年後に綾斗が生まれたなんてさ」
「俺は計算して出てきたんです。生まれる前から先輩のこと好きだったから」
「もう。ロマンチストはこれだからヤダ。・・・フフ」
2人で笑ってこの花を見られる日がまた直ぐやってくる。
そんな約束が私は好きだった。