年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「ねぇ。七海。どれにする・・・・」
肩をポンと叩かれ振り返る。
「・・・う~ん。ある意味迷ってる」
「だよね~・・・・。あれでしょ?ぶっちゃけ言えばどれも嫌っていう話でしょ」
そう言って美香子が机にだれる。
その視線の先には
「ほらどれにすんだよーー。皆やる気あんのかぁぁ??学・園・祭!!」
学園祭委員(谷野 幸祐)と皆の案で埋め尽くされた黒板。
「っていうか。どれも嫌なんですけど。谷野ちゃん」
「やのっちーーー。ウチこれだったら学園祭出たくないゎ」
「谷野。俺もパス」
いかにもダルそうな顔をして言うクラスメート達。
「・・・皆本当にやりたくなさそうだね」
「当たり前じゃん。だって見てみ?全部普通にボツでしょ」
美香子の指した指の先の案は、確かにどれもボツにふさわしい。