年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
加瀬くんの作戦って・・・。
「ん。アノ子誰?」
氷野先輩に見つかった!!
「えええっと・・。なんていうかその・・」
別に変な関係じゃないのに、正直に言えない・・・。
「あ!!昨日のイケメンくん!!」
美香子がまた目を輝かせてる・・・・。
「もう、七海先輩。忘れ物ですよ」
ズカズカと普通に2年の教室に入ってきてるし!!
「キャーーーー!!加瀬くんだぁぁぁ!!」
「噂通り、超イケメン!!」
「ザ・美少年!!」
氷野先輩のファンの子達が加瀬くんを見るなり騒ぎ出す。
どんだけイケメンを調査しとるんだ・・・?
情報はやすぎ・・。
「どうもです」
ニコッ
なんだその微笑ゎ~~~!!
その騙しスマイルは私には効かないわよ・・・!
「はい。ほら先輩。これ先輩のでしょ?」
渡されたのは私の英語の教科書。
「あれッ・・。なんで・・これ」
「俺の机の中に入ってたんですよ。偶然にも七海先輩が座ってた席が俺の席だったみたいです。またまた偶然ですね」
・・・うそだろ~。なんかメッチャ嫌な予感が・・。
「そ、そうだったんだ~~。ほんとに凄い偶然だね~」
「ふふ・・。先輩の教科書が俺の机に入ってたってことは、今まで気づかなかったってことですよね?イコール、終業式以来英語の勉強はしってないてことですよね」
なんだと~~~~~!?
完璧バカにしてる!!!
私のこと上から見てる!!!
クソーーーー!むかつく!!!!
「あははは。そうだね~。だから英語点数悪いのかな~~。デヘへ~~・・」
「やっぱりですか」
やっぱりって何!?!?
「じゃあ俺が教えてあげますよ。俺中学生までアメリカに住んでたんで英語は得意なんです」
なんて馴れ馴れしく!!昨日出合ったばかりのコノ生意気な美少年に英語を教えてもらうだと!?
・・そんな先輩としてのプ・・プライドが・・。
あ、2年生としての自覚今芽生えた・・。