年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~



「・・・え。七海先輩の彼氏さんですか・・」



「うん。そうだよ。俺は3年の氷野悠我(ひの ゆうが)って言うんだ。バスケ部の部長してる。君は?」




「・・俺は1年の加瀬綾斗です。昨日七海先輩に教室案内をしていただいて、それでお礼の代わりにと英語を教えさせてくれないかと頼んでいたところです」

・・いらないいらない。





「・・・あ!君知ってるよ!!今年の入試で成績1位だった子だろ!?」



・・・え。



「・・あ・・ハイ。知ってたんですか」


「あぁ。確か君、中学の時バスケの全国大会で総合3位じゃなかったっけ?」


「そこまで知っていらしたとは・・・。父がバスケの選手だったもので、幼い頃からバスケをしていました」


・・まじかし・・・・。



「そうだったんだ。・・・うん。よし。・・君なら七海を任せられるよ」



「・・え・・・・????????????」





「君みたいな優秀な子だったら七海を任せられる。何かする心配もなさそうだし。・・俺はいいと思うよ。英語教えてもらうの」



えぇえぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!




「ま、まじですか~・・・・」


「うん。休日以外の平日の放課後くらいだったら教えてもらったら?勉強習って悪いことはないと思うけど?」




・・そこじゃないんですよね~~~。
私が気になってるのそこじゃない・・・ッ!!




・・でもここで断ったら・・・。先輩に何か不審がられる・・・!






ああああああああああああああもう!!!






「わかりました。・・・加瀬くん!英語の教師、よろしくお願いします!」




終わった・・・。世界が、私の生活が終わった。




「はい!こちらこそ」



さっき以上の微笑みしやがって!!

加瀬くんの思い通りにはさせないからな!!!






おぼえてろ~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!










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