年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
だから只今爆走中。
私の生活まで壊されてる・・・。
自転車でチャリンチャリンと後ろから鳴らされた。
「あ、ごめんなさい」
スッと端へよけた。
すると私の前で自転車が止まった。
「七海先輩。遅刻ですよ」
「・・・・・・」
「乗ってください」
「・・・なんで」
「はい?」
「なんで朝っぱらから付けてんのよ!!!」
「付けてないですよ。監視は昨日の夜からしてましたけど」
「知らんわ!そんなの!!っていうか私の家から加瀬くんの家まで1キロはあるよね!?なんで見られんの!?」
「まぁ。それは置いといて」
「置いとけないよ」
「こうやって言い争ってる間にも時間は刻々と過ぎていく・・。先輩、皆勤賞狙ってたのにねぇ」
「お~い。なんで知ってんだ~」
「今の内ですよ。乗るなら。3分で着いちゃいますよ」
「まさか。そんな、3分で着けるわけないじゃん」
「疑ってますね?・・まぁ先輩が乗らないって言うなら先行きますけど」
「そんなの乗らないに決まって・・・・」
・・・ダメもとでも乗ってみる?
・・いや信じられないな・・・。
でも、間に合うかもしれない・・。
・・と、考えてるうちにも時間が・・・
「乗る」
「ふっ。素直に乗りますか」
「悪い?」
「いいえ」
「私を乗せるんなら、ちゃんと遅刻しないように行ってね」
「お嬢様発言ですか。それも新鮮でいいですね」
「いいから早く行って!!!」
「はいはい。じゃあ吹っ飛ばされないようにしっかり俺に摑まっててください」
「え?そんな、大丈夫でしょ----ギャアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!