年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「こんなスピード出す!?」
「そうしないと着きませんから」
「おおおおおぇ」
爆走する加瀬くんに嫌でもしっかりと摑まるしかない・・・。
私より年下の癖に、背が異様に高い加瀬くん。
背中広い・・・。
でも細身・・・。
・・・・何関心してんだろ!!
・・氷野先輩の方が全然いい体してるし!!
「もう直ぐ着きますよ」
「・・えッ、はや!!・・でもここってまだ学校から離れてるじゃん。しかも川沿いだし」
「・・・あそこの細道に入るんです。最短ルートで行けるんですよ」
「え。あの細道!?・・・そういえばあそこ入ったことないかも」
そこは川沿いの道からしか入れない路地の細道。
先が暗くって怖くて入ったことがない。
「あんなとこから本当に行けるの!?」
「行けますよ。・・・・・・・・天国に」
「じゃあ行くな~~~~~~~~~~~!!!!!絶対行くな!!縁起でもないこと言うな!!!」