年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
初めて見る、バスケ姿に・・・?
2-A
駆け足で上がった教室----
ガラガラガラ・・!
「お!!やっときた!!」
美香子が手を振る。
「ギリギリセーフよ。全く・・。気をつけなさいよ」
「は~い・・」
先生に注意を受けながらも自分の席に座った。
そして席につくなり美香子が話しかけてきた。
「ねぇねぇ!さっき、加瀬くんと一緒に登校してきたでしょ!!」
・・・!!!
「へ!?なんで知ってんの!?」
「いや~。たまたま窓から外眺めてたら、加瀬くんと七海が自転車で来るからさ~」
「なんで見てるの・・・」
「いいな~。抜け駆けしないでよ~」
「抜け駆け!?何ソレ!!んなもんしてないし!!」
「あれは立派な抜け駆け」
「違うの!!私が遅刻しそうなところをたまたま加瀬くんが通りかかって、乗せてくれただけ!!」
「何意地はっちゃってんの?w」
「はぃ!?意地なんか張ってません!!」
「まぁいいけどww」
「あぁぁぁぁもう!私には大大大好きな・・!」
「氷野先輩がいるんだから、加瀬くんなんて興味ないもん!!・・でしょ?」
「・・・・そうよ。そうだよ!!」
「はいはい。ごめんごめん」
「・・・・」
でも少し意地張ったかも・・。なんか変に誤解されたくないっていうか・・。
なんだろ。・・・なんかもう、考えさせられる・・!!
「ね!!」
ビクッ!!!!!
「何!どしたの」
「今日バスケ部の練習見に行かない?最近全然氷野先輩に会えてないでしょ?バスケしてる姿もあんまし見てないじゃん?それに加瀬くんのバスケ姿も見てみたくない??」
「加瀬くんのバスケ姿は別にいいけど・・氷野先輩のバスケ姿見られるんなら・・・行こうかな・・」
「よ~し。じゃあ放課後一緒に体育館いこうネ!!OK?」
「・・OK!」
「うし!じゃあ1時間目理科だから、実験室行こう!」
「うん」
・・・というわけで、今日の放課後バスケ部の練習を見に行くことになりました。
大好きな氷野先輩に会える!!4日ぶりかな・・?
他の女子が氷野先輩に媚うってないかも見に行かないとね!!
・・・もう1度言うけど、目当ては普通に氷野先輩だから。
加瀬くんとかマジどうでもいいから。
・・・・・
なんかこう言ってると・・・逆になんか変に・・思う・・かな・・。