年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
-----バン!!・・キュッ!!!ダン!!
体育館の近くまで来ると、ボールが打ち付けられ、誰かがバスケの練習をしている音が聞こえてきた。
「あんれ~~~~・・。もう誰か練習してるよ」
「はやいね。まださっきホームルーム終わったばっかりなのに・・」
「誰だろう?知ってる人かな??・・・もしかして氷野先輩だったりして~~!!!」
「そんな~。3年生はこんなはやく終わらないよ~」
「いや。わかんないよ~!!ホラ行こう!!」
「ちょ、ちょっと!!」
美香子が私の手を取り走り出す。
・・・そして体育館の2階から下を見下ろした。
「・・・あ」
・・・加瀬くんじゃん・・・・。
「加瀬くんだぁ!!かっこいい~」
なんでよりによって加瀬くんなの・・・。
・・っていうかなんでこんな早く体育館きて練習してんの。
朝練とかそういうのでもないのに。なんできてんのよ・・。
「加瀬くんこっちに気づかないかな!」
「気づかなくていいよ・・」
(ハァハァハァ・・)
・・・何。あの姿。息上がってんじゃん。
・・・・汗たらして。・・・氷野先輩見てるみたい。
私はその姿に見とれてしまった。
キレイなホームと100発100中のあの入れ方。
・・なんなの。・・・・アレ。