年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「七海先輩。はやいですね」
「・・・・え」
振り向くと・・
加瀬くんが後ろに立っていた。
「気づかないなんて鈍感ですよ」
「加瀬くん・・・・」
「加瀬くん!!バスケ上手いね!!さすが!なんでもできちゃう加瀬くんだよね~~」
「そんなことないですよ。俺にだって不得意なものがいっぱいありますよ」
「うそつき~~。そんなことないって。完璧な加瀬くんにさ、七海も見直してくれたんじゃない??w・・ね!!七海」
「なんで」
「・・・どしたの?七海・・・?」
「なんでほんと・・・・そうなの・・・・??なんで私の気持ちわからないの????なんでそうやって・・・・いつも私に付きまとうの・・・!?!?!?」
「・・ちょっと七海。いきなりどうしたの」
「私と氷野先輩の仲を裂こうとしてるわけ!?!?・・・・最近氷野先輩に会えないのをいいことにさ・・・・私につきまとってさ・・・・もう・・・なんか我慢してたけど・・・もう嫌だよ・・・」
「先輩・・・・」
「私の気持ち、自分でもよくわからないの!!!!!!なんか・・・・氷野先輩に会えないうちに、どんどん加瀬くんのことが入ってきて、美香子に氷野先輩に疲れたんじゃないかって言われてさ・・・・なんかそうかもとか考えちゃって・・・。・・・・もう、私を壊さないでよ!!!!!!!!!私が好きなら、私の気持ちとか幸せを考えてよ・・・・・!!!!!!!!もう付きまとわないで!!!!!!!!!!!!関わらないで!!!!!!!!!!」
「・・ちょ!!!七海!!!!!!!!!!!!!」
・・・・・私は何考えてるかホントわからない。
・・・今、加瀬くんに何かされたわけでもない。
・・・ただ、混乱してた。
・・・私が加瀬くんに振り向きもしないのわかっててさ、そんな頑張っちゃって・・・。
そして・・・自分が素直になれないもんだから・・・。
なんか・・・自分にいやけがさして言った言葉なのに・・・。
・・・・加瀬くんに向かって言ってしまった・・・。
ちゃんと気持ちが整理できない私は・・・・
今このタイミングで噴火してしまった・・・・。