年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
・・・それからしばらくして先輩は帰った。
「彼氏らしいことなんて何もできなくてごめんな・・・。それでも俺を頼ってほしい。こんなこと言って馬鹿馬鹿しいかもしれないけど・・・・、七海を守りたい」
そんな言葉をかけてもらって、少し心が和らいだ・・。
でも、私の気持ちはまだゴチャゴチャ。
色んな資料が棚から落っこちてるような感じ。
分類して、加瀬くんのだけシュレッダーにかける・・・?
そんなこともできない。
・・・いっそ、自分をシュレッダーにかけたいくらい。
二度と再生できないくらいに。
・・・・でもそれは、イコール自分から逃げてるのと同じことなんだよね。
逃げれば逃げるほどわからなくなる。
だからもう、自分が思った通りに動こうと思う。
ぶつかっても・・・その想いだけを信じて・・。
・・考えてる暇なんかないもんね。
なんなら壊しまくって、壊しまくって、また作り上げればいい。
そんな考えすら出てきた布団の中から・・・・
朝の日が射す。