年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
・・・七海先輩。
あぁ・・・。
顔・・・見られない・・・・。
好きな・・人の顔が・・・・見られない・・・。
「綾斗~今日、バスケの練習見にいってもいいかな!」
そんな話・・・言ったら・・!
「うん。いいよ」
馬鹿・・っ・・。
「やった!!もう昨日綾斗のバスケ姿に心奪われちゃってさ~~」
「そっか。そんなにかっこよかった?俺・・」
くそ馬鹿・・・・!
「うん!!!皆あれじゃあ虜だよ~。なんか他の女の子に見せたくない」
「虜になられても困るな・・。俺、美香子が1番だし」
馬鹿馬鹿・・馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿・・・・馬鹿・・・!!!
「ほんと!?ありがと~~!!」
ちげぇよ!!!ちげぇんだよ!!!!!
・・・七海先輩!!!!
ぎゅ~~~~!!
・・・その時、耳元で微かに聞こえた。
「私は美香子。七海先輩じゃないのよ・・」
・・と。
・・・・・・・・・・・・
美香子先輩を見ると、少し悲しそうな目をしてた・・。
・・
そうだよな・・。
今はこの人を見なきゃならないんだ・・・。
そう思い七海先輩を見る。
「え・・・・・」
泣いてる・・・。
七海先輩が泣いてる・・・・。
・・また・・・俺が・・・・泣かせた・・・・・。
今度は俺が本物の悪人だ・・・・・。