年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
・・・・あれから2人は
何もなかったように毎日を過ごしていた。
何かリセットされたようにも感じられるような。
この毎日。
朝になると私の机の前を通り過ぎ
美香子の元へ駆け寄る加瀬くん。
そして後ろでは楽しく話してる
加瀬くんと美香子の声。
そして少し遅れて私の元へやってくる氷野先輩。
これがはっきりとした風景だった。
私には氷野先輩がいて、美香子には加瀬くんがいる。
それがベストだった。
・・・あれから何日かすると、もう笑顔を見せている自分がいた。
楽しく笑うお互いの声。
4人の声は決して混ざることはなかった。
これでやっとスッキリした。
自分の気持ちも少しずつ晴れていく・・。
きっと加瀬くんも
そう思ってるはず。
・・まぁ。加瀬くんにとってはこんなこと
普通だったのかもしれない。
だって、女の子には困らないだろうし、モテるし
感情なんていちいち持って接してたら余計疲れるよね。
あぁいう人は。
・・だから私にだって
遊び半分で私に接してただけだったんだよね。
それを私はまともに受け止めちゃって。
自分だけ悩んでさ~。
加瀬くんから見れば
何本気にしちゃってんの?なんて思われてたかもね。
ほんと自分がウザイ。
でもこれでやっとわかった。
私には氷野先輩しかいなくて
加瀬くんには美香子しかいないって・・。
気づかせてくれた・・。
そんな加瀬くんに感謝してるよ・・・。
そう考える他なくて。。。
私の涙を止める方法は
それしかなくて・・・・・・。