年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~








<七海side>








夕暮れ。学校が終わり氷野先輩と歩く帰り道・・。








「氷野先輩。今日の試合かっこよかったです」





「本当?・・七海にそう言ってもらえて嬉しいよ」





「フフ・・。あ!!」




「・・・どうした?」




「忘れ物しました・・・・」




「忘れ物??」




「はい!携帯、机の中に置きっ放しに・・・」




「あ・・マジで?俺が取ってきてやるよ」




「いいえ!!大丈夫です!!そんな距離もないので取りに行けます」




「でももう暗くなってきてるし、一人じゃ危ないよ」




「先輩こそ、これから友達と会うんでしょう。だったらそっちを優先してください。私を狙う奴なんていませんからw」




「そんなことより七海のことのほうが・・」




「先輩!そんなことなんて言っちゃダメです。忘れ物取りに行くだけなんですから、平気です。・・・ね?」




「・・・・・・本当に大丈夫か?」





「はい!」





「・・・・そっか。・・・・・・ごめんな。気をつけて行けよ」





「はい!・・・じゃあまた明日」





「あぁ。じゃあな」










そう言って私と先輩は別れた。












そして小走りしながら学校へと戻って行った・・。














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