年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~





俺の1つの気持ちがついた嘘。



生徒会の仕事なんてない。
昨日全部終わらせたから、やることなんてなかった。



・・ただ、1度。




七海先輩に会いたくて。



2-Aに足を踏み入れた。






「・・・なんか懐かしい」




つい最近まで


「七海せんぱ~~~~い!!!!!」

なんて言って、2-Aの教室を開ける俺。



そして迷惑そうな顔をする七海先輩。

・・その顔は嫌いじゃなかった。

迷惑そうだけど・・どこか一緒にいると楽しくて


たまに見せる笑顔が・・・

愛おしかった。





でも、その七海先輩はもうここにはいない・・・。






誰もいない教室に俺1人いるだけ。




・・・暗くていい。


電気は点けなくてもわかる。



先輩の机くらい。







・・・先輩のイスに座った。

そしてゆっくり顔を腕の中にうずめた。





「・・・・七海・・・先輩・・・・」




泣けてくる。
涙が出ないほど・・・苦しい・・・。










先輩・・・・。






先輩・・・!








先輩!!!!!!!!!













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