年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「あれ?女子高生?」
「おっ。マジだ。ちょうどいいじゃん」
そんな声が後ろから聞こえてきた。
「君。どしたの?泣いてる?」
「この制服って聖咲高校じゃん。俺出身だよー」
顔を覗かれた。
泣き顔も見られた。
「そこにさ、俺のダチがやってる店があるんだけど、行かない?」
「泣いてるときは楽しむのが1番!一緒に飲もうよ」
どこにでもいそうなナンパにもあった。
「・・いき・・・ません・・」
「いいじゃん。行こう?っていうかもう遅いし、泊まる?なんちゃってw」
「行きません。・・・泊まりません。・・・関わらないで」
「うゎ。気強そうな女の子だねww俺タイプww」
そう言って顔もイマイチわからない男に手を掴まれた。
「・・・っつ・・離して・・!!!いや!!!!!!」
さっきと同じだ。
「いいじゃん。ちょっとだけ」
決まり文句なんていい。
アンタのその汚い手で触らないで。
「やめて・・・!!!本当に離して!!!」
「暴れんなって!コイツ・・・やっかい・・」
やっかいなら話しかけないでよ・・。
私なんてそんなもんなんだから。
「・・・誰か・・・・助けて!!!!助けてください!!」
「お前!!でけぇ声出すんじゃねぇよ!!」
「早く連れてげ!!このままじゃ誰か来る!!!」
「こねぇよ、こんな暗い道!!!とりあえずこっちこい!!!」
さっきよりも更にひっぱられた。
あぁ。もうダメだ・・。
「誰か・・・・ぁ・・。う・・っく・・・!!!!!」