年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「・・あら加瀬くん。その頬の赤いのどうしたの?」
「・・・いや・・。コレは・・さっき扉にぶつけちゃって」
「あらまぁ。かっこいい顔が台無しじゃない」
「・・・まぁ。お母さんの娘さんにやられたんですけど」
「え?何か言ったかしら」
「いえ!なんでもありません」
「そう?・・・ハイ。これでもしときなさい」
そう言って湿布をくれたお母さん。
「ありがとうございます」
ぺタ。
「(冷た!!)」
「・・・・それでもなんでかね~。こんなカッコいい男の子が七海の彼氏なんて。そんなに七海に魅力ある?」
「ありますよ。・・ちょっとドジなとことか、意地っ張りなところとか、素直じゃないところとか・・ですかね」
「それ、魅力じゃないじゃない。アノ子の直してほしいところでしょ?・・全くアノ子ったら子供の時からそうなのよね~。ドジで意地っ張りで素直じゃない。・・私に似たからかしらねぇ?アハハハハ」
「それが俺にとって魅力なんです。・・先輩らしいというか。なんていうか。女の子なのに強気で・・かと思うと、泣き虫なところもあって。・・・守りたくなるんですよ。七海先輩見てると。・・・まぁ、そう思ってるのは俺だけじゃないと思うんですよ。七海先輩を狙ってる奴は沢山いるんですよ。実は」
「・・あらぁ。七海も好かれたものねぇ。羨ましいわ。なんちゃってww」
アハハハハハハッ
そんな話をしていると後ろからガタンと物音がした。
・・振り向くと
「はぁぁぁ。ゴミ箱倒しちゃった・・・」
七海先輩が制服に着替えていた。