年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
------------------------
「行ってきま~す」
「行ってきます。お母様」
「もう。やめてよ加瀬くん。ウフフフ」
ガチャン!!!!!
「綾斗!・・・早く行かないと遅刻する」
「・・・はい。じゃあ後ろ乗ってください。先輩」
そう言うと、すばやく先輩は後ろに乗った。
「・・乗った」
「じゃあ行きますか。・・それじゃあお母様行ってきます」
「まったく加瀬くんたら。フフ。行ってらっしゃい。加瀬くん。七海」
・・・・
ゆっくりと自転車を漕ぎ出した。
・・・・キー。スーーーー。
スピードを速めるほどなびく先輩の黒髪。
・・初めてあったときよりも伸びた先輩の髪は、今じゃ少し色っぽい。
「・・・先輩」
「・・・・・・ん」
「何妬いてるんですか」
「はぁぁぁぁい!?」
「さっきからわかってましたよ。あのゴミ箱倒したのは動揺の印です。あんなわかりやすいヤキモチやくなんて。可愛すぎますよ。先輩」
「何言ってるか意味わからない!!ヤキモチなんてやいてないから!!!」
「・・それですよ。先輩の悪いところ。意地張るせいで、余計わかりますよ」
「もう!!!関係が変わったとたんこんなことになるなんて・・」