年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
「美香子・・・。話があるの」
そう言うと、美香子の顔つきが少しだけ変わった。
「何。どうしたの」
やっぱり、前の私への話し方とは違くって・・。
怖かった。
「美香子・・・。私・・・っ・・綾斗が好き・・」
「・・・・なにいって」
「美香子!!本当にごめんなさい!!!全部私がいけないの!!・・氷野先輩一筋だって・・氷野先輩は私の自慢の彼氏とか言ってたのに・・・こんな・・・気づいたら・・綾斗のこと好きになってて!・・・・美香子が綾斗のこと好きだって知ってたのに。どうしても好きを隠し切れなくて・・。それで・・」
「美香子先輩。やっぱり貴方を美香子とは・・・呼べません。俺も、中途半端な気持ちのまま、半分やけくそで意味わからない気持ちで美香子先輩と付き合ってました。でも、それで、俺の気持ちは決まった。俺には七海先輩しかいないって。・・だから、責めるなら俺を責めてください!!殴ってください!!!恨んでください!!」
そう私達が言葉を放つと・・。
教室がシーンと静まりかえった。
その空気は、また、だれかの言葉を待っているようにも感じた。
そして、私達も決心しながら
その言葉を待っていた。