年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
少し時間が流れ・・。
ゆっくりと美香子が口を開いた。
「加瀬くん。七海。本当にお互い好きなの・・?」
・・それは、私達が予想していなかった言葉だった。
もっと、怒りをあらわにして、私達を恨むのだと。
思ってた。
そうなってもいいと・・
それくらいの覚悟をしていたのに・・・。
「・・・え・・」
「どういう・・こと・・ですか」
私達は美香子をそっと見つめた。
「だから、本当にお互い好きなのかって聞いてるの」
私達は戸惑ってしまった。
そんなこと、聞かれると思ってなかったから・・。
でも、綾斗が先に言ってくれたんだ。
「好きです。・・・誰よりも。・・・・七海先輩が・・・好きです!!!!!」
叫ぶような声は、隣のクラスまで聞こえるくらいに響きわたった。
・・・私だって、それくらいの気持ちで。
「私も・・・、綾斗のこと・・・好きだよ・・!!!」
・・私の本当の気持ち。
美香子に。
届いて・・・・・。