ピンクの空2〜繋がる心〜

「グラウンドから、教室の窓んとこになつみ居るの見えた。」


テニスコートの向こう側。


あんな遠くから、気づいたんだ。


「あまねとのぞみは、昇降口から出て行くの見たから、なつみ一人なんだなーって思って。」


「そなの。」


「なんか、あんまりにも長い時間窓にへばりついてるから、心配になったから行った。そんで、案の定泣いた。」


あのときも、大森はあたしの気持ち読んで来たんだ。









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