瞳の先に
清龍では、俺のじいちゃんの時から、遺書は一番信用できる奴に渡しておくんだ。

達さんは、 ポケットから封筒を出した。
『読むぞ…?』
母さんは その紙を受け取り、読み始めた。

『これを見てるっつうことは、俺は死んだんだな。おめ-らよく聞け!!!次の総長は、達也!!って、言いたいところだが、すまんな。俺の息子、悠馬に清龍を託そうと思っている。意見あるやつ今すぐめぐみに言っとけ。 俺が、呪ってやる。達也。そして、皆。今までこんな俺についてきてくれて、感謝してる!! これからは、悠馬が総長となって、清龍は永久に不滅だ!!! そして、悠馬に行いてくれる奴だけ、清龍に残れ。 -遺書-』

『…』
全員言葉をうしなった。 どうして??
俺が…総長??
『そっか。悠馬!!がんばれよ!!』
達さん…
キット達さんが 一番辛いだろう…
『俺で…俺でいいんか??』

なんとなく つぶやく。

『あんたの父さんは、遊馬を指名してるんだよ!!悠馬以外は、なれねぇんだよ!!』
母さんが怒鳴る。
その場にいる 清龍も アゲハも 静まり返る。




葬式は終わり、あっという間に俺は高校生になった。
それと同時に、俺の総長式があり、
 アゲハ は、解散した。
< 10 / 27 >

この作品をシェア

pagetop