瞳の先に
♪~
『はい??なんだよ』
『総長、いまどこすか??おそいっすよ!!もぅ5時ですよ!!!』
『あぁ…迎えにきてくんねぇ??』
『えぇ?!?!?!っまぁ、いいすけど??どこすか?』

突然のヤスからの電話。  ナイスタイミング とは、このことだ。
場所を説明する。
数分後…


ブォン!!
単車の音がして…
『総長!!誰も来ないから、ひとりできましたぁ♪』

『あそ。』
そのまま家に帰る。

さすがに、単車には、おいつけまい…




ピ--ンポ-ン
『はい??』
『…あたし、神崎亜夢だけど、遊馬君います??』

ぁ??  なんでわかったんだよ!?!?!
『なんだよ』
『あんた、清龍の総長やってんの??』
『あ?関係ねぇだろ??』

はっきり言うと、やられそう。

『元清龍の総長の…息子??』
『ぁ?だから、関係ねぇだろ??つか、お前何者だよ。お前からいっとけよ。何質問ばっかりしてんだよ』
『あたしは…己道の…娘。現総長の妹。』
『あっそ。』
『あんたも、名乗ってよ!!!』
『うっせぇな!!!帰れよ。人んちの場所さぐって?最低な奴だな。犯罪者じゃん。個人情報保護法で、訴えてやろうか??』

『やれるなら、やれば? あたしだって、訴える。あたしの オトウ(お父さん)は、あんたの親父のせいで…しんだんだから!!!』
『はぁ??それはこっちの台詞だよ!!』
『うっさい はげ!!!!』

幼稚な 言い合い。
女だし、俺の知り合いということもあって、 誰も口出し手出しはしない。

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