瞳の先に
教室で、席に着く。
いろんな奴らが、溜まってくる。

  だり-な。  うっせ-し?

『あの…平川君。』
『ぁ??』
『…』
『んだよ??!!』
あの、黒髪が、話しかけてくる。 怖がってんのか??
『これ。提出物リストだから、必ず提出するように。と、担任がいってましたよ??』
…んだ?こいつ。  怖くね-のかよ・・?
ってか、こいつ…どっかで…??
『じゃ。』

そう言い残して、女は、教室を出た。

『ぁ、そ-いやぁさぁ、遊馬、今も清龍ついてんの?』
『ぁ?? …あぁ。』
『族のみんなは、元気なんかよ??』
『まぁな。元気すぎて、困るっつ-やつ??』
『ぁはは  なんじゃそりゃぁ。』

俺の、親父が清龍の総長をしていた時。
俺は、快斗と一緒に、清龍に入ってた。
  親父の、コネで…。 いろいろ教えてもらってたんだ。
でも… ライバル族の、己道と、カチあって、親父は、死んだ。
   
当時の己道の、総長も死んだって聞いた。

俺は、今でも己道が、ゆるせねぇ…。



親父が死んで、すぐに俺は清龍の総長に上がった。

そして、快斗は、族を出た。
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