瞳の先に
家に帰っても、アイツのことで、頭がいっぱいだった。

母さんに・・聞いてみるか。
 母さんも、親父みたく、ヤンキ-女だった。
親父が死んでからは…普通になったけど。


『なぁ、母さん?』
『なぁに?改まっちゃって。』

『…神崎 亜夢って、知らね-??』
『…!!神…ざ…き?』
『ああ。神崎。』
『…しッ…しらないわねぇ…神崎亜夢だなんて。』

いやいやいや!!! 明らかに知っている反応だったろ-が?!?!

ピーンポーン
『あら?お客さんだわ。 はいはぁ-い』

なんなんだよ!!!ったく…

『『ちわー』』

 げ…

『あーらッいらっしゃい。遊馬の部屋にいってちょうだぁい。』

くそッ  族の奴らが来た。
 よく、遊びにくるんだよな…

『おじゃましまぁす♪』

一人ひとりご丁寧に。
 うれしそうに上がっていく。
ったく、タイミングわり-んだよ!!

『ぁ、総長!!お土産っす!』
『ぉう。サンキューな!ヤス!!』
『ぅす!!』
嬉しそうに上がっていく、高田 康(たかだ やす)。一番元気で、仲間思い。
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