嘘つきな君からのキス
気持ちは
――
ちょうど休日を挟んだ為に、次に学校行く時には体調は万全になっていた。
それも、私には些細な事だけれど。
私にとっての重大な事はもっと別にあったのだ。
「案外上手くやってるみたいでさ、ごちそうさまでした」
「え?何の事?」
朝一で言われても分からないものがある。
ごちそうさまでしたって事は何か食べたのかなと、完璧に的はずれな答えしか浮かばない程。
そんな私に振り掛かる一言。まるで爆弾のような破壊力。
「金曜日に三神くんと玲雨が一緒に帰るところ見ちゃった。ごめーんね?」