大切にしようと思っていたのに
胸に伸びた手は
少し冷たかったように思った。

あんまり覚えてないけど
そうゆうふうに
記憶されている。

我慢しきれない声が
自分の耳にも届いた。

かわいい声、と
耳元で囁かれて
それだけで
私の感度は上がった。
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