大切にしようと思っていたのに
会えないと、
しょうの体温を忘れた。

忘れたくないことも
忘れていくから、
いっそのこと
しょうのこと全部、
忘れたかった。

思えば思うほど
しょうが好きなんだと
私は心に、
一生消えないくらい
深く深く剣を刺した。
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