私の彼氏になってください

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でも結局私のポジティブな性格は、その事実をあっさりと受け入れていた。





私は柚とちゃんと話して、倉本が好きなことも伝えた。





すると柚は優しく微笑んで、「応援するよ」って言ってくれたんだ。










「てかさぁ、もう10月も終わりだよねぇ?クリスマスまであと2か月かぁ」



「クリスマス意識するなんて、ホントあかねちゃんも乙女になったよね」



「べっ、別にいーじゃん!てか、ななっぺは彼氏がいるんだし、クリスマスは安泰じゃん。私はクリスマスまでに…」



「クリスマスまでに倉本に告白するの?」



「うっ、うん…、できれば」






だって、クリスマスに一人は嫌かも。





せっかく好きな人がいるのに、チャンスがあるなら告白ぐらいしなくちゃ。





それに、2学期中…というか、今年中に何とか進展させたい。





倉本とのこの関係を。






「2か月もあるんだから、何とかなるでしょ」



「2か月『しか』だよ〜。ああ、焦るなぁ」



「何だかんだ言って、倉本の『ウザい』オーラ気にしてるんじゃん。あれから逆転するのは確かに難しいけどね」



「ななっぺ…、『何とかなる』とか言ってた割には悲しい事実を突き付けてくるね。ま〜、頑張るしかないかぁ」



「それでこそあかねちゃんだよ」






ウザくないウザくない。





私はウザいなんて思われてない。





だって、夏休み前から感じていた倉本の『上の空』みたいな感じもほとんど感じなくなったし。





だから、絶対大丈夫。





いつか私はちゃんと倉本に告白するんだ。







「私の彼氏になってください」…って。













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