熱いキスをして。
郁はきっと、泣いてる優枝を抱きしめて
私との関係を終わらせる。
優枝はきっと、私の裏切りを許さない。
そしてこの噂は驚くほど速いスピードで広まり
私は完璧に居場所を失う。
目に見えてるの……。
「浮気しないって、いったじゃない!!」
「ごめん…優枝……。」
ねぇ、郁
早く、私を捨てて
優枝を抱きしめてあげて…。
辛いけど、私たちは、そういう関係。
悲しいけど、仕方がないんだ……。
だって、偽りだったから。