天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「ちちちちちち、ちゃうねん!」

チャーリー、必死の弁解。

「ここここここれはそのっ…せや!会社の帰りに同僚に誘われて、おネェちゃんのおる飲み屋行ってやな!ちょっと飲みすぎてしもた女の子おってん!ほいで、酔うた女の子の一人歩きは危ない思てやな!送ってやっててん!別にいやらしい事なんか何もないで?何勘違いしてんねん、かなんでホンマ!なはははははははっ!」

完全に浮気した亭主の言い訳だ。

しかしそんな言い訳など、龍娘には通用しない。

「そっちから私に告白しておいて…大聖夜祭の時には一緒に過ごして…なのにあれから連絡の一つも寄越さないで…久し振りに会えたと思ったら他の若い子達とイチャコライチャコラ…」

拳を震わせる龍娘は。

「一体何のつもりよおぉおおぉおぉぉおぉっ!」

遂に怒りの咆哮を上げた!

< 109 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop