天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「せやけどや!」

チャーリーは雄々しく立ち上がる。

「龍娘先生、俺は伝説のモテ幽霊チャーリー!この世の女は全て俺のものや!それは間違いない!」

言い切っちゃったよ。

「しかぁしっ!この世の女は全て俺のものであると同時に、俺もまたこの世の女全ての所有物やねん!アンダスタン?」

何でそこだけ英語?

「つまぁりっっっ!俺は誰か一人のものにはなれへん言うこっちゃ!あいたぁあぁっ!えらいこっちゃあぁあぁっ!」

「そ、それって…つまり…」

龍娘の膝がガクガクと震える。

「ごめんなさい!」

キッチリ45度、頭を下げるチャーリー。

「ベストカップル賞にまで選ばれた俺らやけど、龍娘先生ただ一人の彼氏になってあげる事はでけへんねん!気持ちよう諦めてやっ!」

何と!

まさかのチャーリー、龍娘をふる!

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