天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
目が覚めると涙がこぼれていた。

平気なふりして過ごしてきた中学の三年間。

しかし、多感な少女が孤立する事は、無傷でいられる筈もなく。

「……」

気分を入れ替え、顔を洗い、朝食をとり、天神学園の制服に身を包み。

七星は寮の部屋を出た。

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