天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
リヴリアはロボットではありません
高校入学二日目、1年の教室。

七星は自分の席に座り、クラスの様子を眺めている。

クラスメイト達の順応は意外と早く、既に幾つかのグループが形成されて談笑している模様。

休憩時間になると笑い声が絶えない。

このまま昼休憩にはグループで昼食をとったりするのだろう。

(私はどうしようかな…)

七星はその真面目な性格上、中学時代は疎まれがちになる傾向にあった。

昼休憩、いつでも屋上の片隅で一人食事をとった経験が思い起こされる。

(ま、高校も同じようなものね…)

自分から友人を作ろうとか、歩み寄る気はない。

どうせまた疎まれるだけだから。

冷めた視線で一人輪の外から傍観していると。

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