天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
七星の抗議も無視して、チャーリーは花音と七星の手を取り合って握手させる。

「はいっ!これで仲直り!もう喧嘩とかイジメとかしたらあかんで?今度そんなんしたら、オッチャン本気で怒るさかいな?オッチャン怒ったら怖いで?ブルかむで?おしっこチビっても知らんさかいな?」

「チビるか!死ね!」

「うわっ!死ね言われた!傷つくわぁ!ハートブレイクやわぁ…て、もう死んどるっちゅーねん!」

とか軽妙なトークと共に、七星の胸にボイン!とツッコミ!

「ひゃあっ!」

またも尻餅をつく七星。

こうも気安く乙女の聖域に触れられていいものか。

「口の減らんやっちゃな!よし七星ちゃん!罰として今日の昼休憩、俺と花音ちゃんの三人で学食で食事の刑!」

チャーリー、なし崩し的に七星を昼食に誘う。

高校でも孤立してしまうと考えていた七星だが。

(なんか違う…)

散々CMされて赤面しながら、そんな事を思うのだった。

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