天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
そんな時。

「どうぞ」

隣の席から絶妙のタイミングで、バッテリー充電用の接続端子が差し出された。

「これはご丁寧に」

還騎はPSPの画面から顔を上げる。

端子を差し出したのはリヴリア。

何だ彼女もゲーマーなのかとよく見ると。

「…………」

端子のケーブルは、彼女の右手から伸びていた。

「おまっ…体内からケーブルっ?」

クールな還騎も流石に驚く。

「内蔵電源です」

シレッと無表情でのたまうリヴリア。

「内蔵電源て」

「女性の嗜みです」

えっ、そうなんっ?

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