天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
校舎に入り、ローファーから上履きに履き替える。

「新入生の子ぉ?」

声をかけられてふと顔を上げると、ツインテールの女子生徒が立っていた。

小麦色の肌、スレンダーな体つき、如何にもスポーツ万能といった感じの元気そうな生徒だ。

学園の先輩らしい。

「新入生はすぐに体育館の方に行ってね。入学式があるから」

「あ…はい」

どうやら彼女は新入生を案内する役を与えられているらしい。

体育館の場所を説明され、歩き始める七星。

その背後から。

「ぎゃあっ!」

胸を鷲掴みにされて、七星は悲鳴を上げる!

「おぉおおぉおっ、これは大きい!おぶさりっ子には流石に負けるけど、アリスカちんとはいい勝負かなぁ?」

掴んだまま左右の脂肪の塊をユサユサやりながら笑うアホの子。

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