天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
そんなご立腹な旦那を他所に、鈴木さんはステップとか踏みながら廊下を歩く。

彼は英語教師。

本日は副担任を務める自分のクラスの英語の授業だ。

ガラッと引き戸を開けて。

「グッモーニンエヴリワン、授業を始めますよ、はい」

鈴木さんは教壇に立つ。

ワラワラと席に着き始めるクラスの面々。

「それでは…」

鈴木さんは教卓に手をつく。

「本日はワタクシの英語での質問に答えるという形で授業を進めていきましょうか、はい」

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