天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
成程、鈴木さんは欧米で講師を務めていた。

ネイティブイングリッシュの発音を、生徒達に披露しようという訳か。

「それでは」

お得意のサタデーナイトフィーバーのポーズ。

その掲げた手を。

「まずはアナタ!」

ビシッ!と振り下ろして指したのは七星。

「あなたがワタクシの質問に答えなさいです、けしからん娘」

「けしからんってゆーな」

七星、半ギレ。

「では質問行きますよ?」

鈴木さんは流暢な発音で問いかける。

「Are you Holstein?(あなたは乳牛ですか?)」

「違うわぁあぁあぁあぁぁっ!」

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