天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
と。

「何やってるの?」

ゴリッと。

そんなアホの子の米神に銃口が突きつけられた。

(てか銃口っ?)

校内発砲事件発生っ?

すぐに警察に知らせなければ!

内心うろたえる七星などお構い無しに、その狙撃銃を携えた蒼い髪のロシア人女子生徒は、アホの子を追っかけ回す。

銃を持った危険人物がいるというのに、他の関係者達は素知らぬ顔。

中には、逃げ切るか捕まるかで賭けている生徒までいる。

「ど…どうなってるのこの学校…?」

ヘナヘナと廊下にへたり込んだまま、七星は呟いた。

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